「20代を後悔して過ごしたくない…」「将来が不安でどう生きたらいいのか分からない…」といった心配はしていませんか?
人生の幸福度や成功するかどうかは、20代でほとんど決まると言われています。
しかし、現実は仕事が忙しく、お金もないといった人が多いのではないでしょうか。
日々を生きるのに精一杯で、何をしたらいいのか分からずに過ごしている人が大半ではないかと思います。
実際、僕もそうでしたが、本書を読めば、20代のうちにやるべきことが分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。
・20代で生き方に迷いがある人
・20代でやりたいことが見つからない人
・人生を楽しみたい人
・人生を成功させて幸せに生きたい人
著者、本田健の紹介
経営コンサルティング会社、投資などをへて20代のうちにセミリタイア生活を送る。その後、34歳で「お金の専門家」として作家デビュー。
代表作は『ユダヤ人大富豪の教え』、お金と人生についての本を多数出版していて累計発行部数は800万部を突破している。
英語で書き下ろした『happy money』は、世界40か国以上で刊行決定されている。
『20代にしておきたい17のこと』の概要
本書は、著者の本田健さんの経験はもちろんのこと、実際に30代より上のあらゆる世代のひとに、「20代の過ごし方で後悔していることは何か?」をインタビューした結果も入っています。
- 人生最大の失敗をする
- 大好きなことを見つける
- 一流のものに触れる
- 人生を100%楽しむ
- 死ぬほどの恋をする
- 一生付き合える親友を見つける
- 両親と和解する
- 自分のルーツを知る
- 才能のかたちを知る
- 専門分野を持つ
- メンターを探す
- 人生が変わる本と出合う
- 質問力を鍛える
- お金と時間の管理を学ぶ
- 没頭できる趣味を持つ
- 異文化に触れる旅に出る
- 運について学ぶ
『20代にしておきたい17のこと』要約。3つのポイントを解説
20代にしておきたい17のことを、大きく3つのポイントに分けて要約しましたので、解説していきます。
失敗を恐れずに挑戦する
人生で挑戦しようとするのに遅すぎるということはありませんが、20代のうちに様々なことついて挑戦しておくことをおすすめします。
20代という、感性が豊かな時期は影響を受けやすいので、良くも悪くも多くのことを吸収できる時期です。
30代を過ぎて家庭を持ったり、仕事で責任ある立場になったりすると、どうしても保守的な考えになりがちです。また、体力、気力も衰えてきます。
20代という体力、気力、時間も多くある時期は、失敗してもまだまだやり直すことができる年代ですので、どんどん挑戦していきましょう。
また、興味深いことに、30代以降で成功した多くの人は、20代で「人生最大の失敗をしている」という傾向にあります。
失敗を恐れるあまり何もしない人生は無難ですが、つまらないかもしれません。失敗してもそこから立ち直れば失敗した経験はプラスに働きます。
早いうちに失敗を経験しておくと人生がより豊かなものになるでしょう。
自分のことについて詳しくなる
人生100年時代なんて言われているように、人生は長いです。100年生きるとしたら20代なんて人生の3割も生きていません。
自分の「向き不向き、好き嫌い」について20代のうちに知っておくことで、その後の人生における幸福度が変わってくるでしょう。
現代では、終身雇用制度も無くなりつつありますが、日本では、今だに終身雇用制度を前提とした会社が多いのが事実です。
新卒で入社した会社で向いていなくても頑張ってしまう人の方が多いですが、向いていない仕事を続けてると鬱や適応障害の原因となります。しかし、自分の向き不向きは、やってみないと分からないことの方が多いでしょう。
やってみて向いていないと感じたら、「自分にとっても会社にとっても良くない」と早めに見切りをつけるのもありかもしれません。
逆に自分にとって向いていることを早い段階に見つけることで、専門的なレベルまで極めやすいです。何かひとつ専門分野を持つと、仕事に困ることも無くなるでしょう。
マインドやお金と時間の管理などについて勉強する
渋沢栄一の「世の中の事はすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる」という言葉は知っていますか? 心の持ち方、つまりマインドは人生に大きく影響を与える重要なものです。
物事の捉え方は、人によって様々あります。失敗した時、嫌なことがあった時に「自分はなぜダメなんだろう」とネガティブな問いでは、ダメ前提のため成長するチャンスを自らつぶすことになりかねません。
「どうすれば失敗を防げただろうか」「この経験を活かすにはどうすればいいだろうか」とポジティブな問いをすることで成長する好循環を生み出すことができます。
また、20代のうちにお金と時間の管理について学んでおくと、その後の人生が大きく変わります。
お金や時間は何となく消費してしまうのではなく、いかに投資に回せるかが重要になってきます。特に、知識と知恵に対する投資は一生の財産になりますので、積極的に投資していきましょう。
ある詩人は、「若い頃はお金と時間がない。でも情熱はいっぱいある。歳がいくと、お金と時間はあるけれど、情熱がない」といっています。
しかし、若い頃にお金と時間の管理について何も考えていないと、歳をとった後にお金も時間も情熱もないという絶望的な状況になってしまいますので、20代から考えておけるといいでしょう。
『20代にしておきたい17のこと』の感想
僕は20代後半に差し掛かっていますが、この本にもっと早く出会いたかったです。10代のうちに読んでいればもっと違った生き方をしていたのではないかと思っています。
正直に打ち明けると、17項目のうち「大好きなことを見つける」「人生が変わる本と出合う」という2項目しか達成できていません(泣)
「質問力を鍛える」という項目では、自分はネガティブな問いばかりしていたなと気付かされました。
社会人になってからは、楽しくないことが当たり前かのように過ごしていましたが、人生は仕事も含めて100%楽しめるように考えていこうと思いました。
僕自身が、人見知りで内向的な性格ということもあり、「死ぬほどの恋をする」「一生付き合える親友を見つける」「メンターを見つける」といった項目が大きな課題だなぁと痛感しています(笑)
コロナ禍で対面が難しいので、さらに逆風が吹いているなと感じていますが、マイペースに頑張りたいと思います。
「異文化に触れる旅に出る」については、いずれしたいと思っていました。
ですが、このままでは20代もあっという間に終わってしまう気がするので、思い切って留学でもした方がいいのかもしれません。ちなみに英語は中学生レベルです…。
「人生が変わる本と出合う」に関しては、本好きということもあって達成できているので、ブログでも紹介していきたいなぁと思います。
著者、本田健のおすすめ書籍
「20代にしておきたい17のこと」はいかがだったでしょうか?著者の本田健はお金や人生の考え方に関する本を多数出版していますので、合わせてご紹介します。
【まとめ】20代は可能性に満ちている
この記事では、「20代にしておきたい17のこと」の本について要約、感想をしてきました。
体力、気力が充実していて情熱溢れる20代だからこそ感じ取れることもあります。また、若いうちの失敗は取り返しがつきますし、歳をとった後に財産になります。
犯罪はだめですが、失敗を恐れずに様々なことに挑戦してみると、自分でも気付かなかった自分と出会えるかもしれません。
様々な可能性に満ちている20代を後悔しないように、生きていきましょう。